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おせち料理雑学

金曜日, 10月 21st, 2011

おせち料理語源と由来

「おせち」とは「お節供(おせちく)」の略で、お正月にはその年の神様が来て年が新しく変わります。その神様をもてなす料理がおせち料理でした。農業が生活の中心だった時代の日本、その神様をおせち料理でもてなすことで豊作を祈願していました。日本では昔から、収穫したものをまず神様に備える習慣がありますよね。しかし平安時代にさかのぼれば、このおせち料理とはお正月だけではなく、年の節目に神様に供える料理のことすべてを指していたようです。例えば、3月3日や5月5日などの現在ではひな祭りや5月の節句に変わっている行事で供えられていました。
さらに現代ではお正月の3が日は主婦を家事から解放して休ませるという意味を含めて、なるべく保存のきく食材が選ばれるようになったと言われています。またこの3が日の神様を迎えている期間は火をつかう、煮炊きすることを控えていました。
このおせち料理ですが、最近ではスーパーや百貨店、通信販売などで簡単に購入できるようになりました。また煮炊きものは家でつくり、手間のかかるものは買い求めたり、洋風
や中華風の料理に変えられたりと、さまざまなかたちで楽しまれるようになりました。しかしその土地や家の風習を大切にして手作りにこだわる家庭ももちろん多く、昔から受け継がれてきたその家だけの特別なおせち料理もあります。

おせち料理 めでたさを重ねる

おせち料理は「めでたいことを重ねる」という願いをこめて重箱に詰めていきます。
おせち料理は4段重ね、または5段重ねが正式なものと両方が言われてきました。しかし地域や家庭により異なりますので、どれが正式というものは最近ではありません。基本的には4段重ねで上から順番に、一の重、二の重、三の重、そして与の重と呼びます。この4段目のお重で「四」とう字を使わないのは忌み数字で縁起がわるいとされているので、使いません。そして五の重は「控え」となる場合が多いようです。
おせち料理の詰めかたや料理の詰め合わせ方も地域や家庭によって様々です。
ここではもっとも代表的な詰め方をご紹介します。
一の重…黒豆、数の子、ごまめなどの「祝い肴(ざかな)」
二の重…紅白かまぼこ、きんとん、伊達巻きなどの甘いものが中心の「口取り」、なますなどの酢の物も二の重に入れます。
三の重…鯛の味噌焼きや海老などの海の幸「焼き物」
与の重…里芋、ごぼうの山の幸「煮物」
料理の詰め合わせ方ですが、1つのお重にはおめでたい奇数の料理を、そして同じ色が隣同士にならないように並べ詰めていくのがポイントです。
しかし最近では核家族化に伴って3重が一般的になってきました。
3重の場合の内容は、一の重…「祝い肴」「口取り」、二の重…「焼き物」「酢の物」、三の重…「煮物」が一般的な料理になります。

おせち料理03

おせち料理 それぞれのお料理の意味

このように最近では元旦のお祝いの料理になった、おせち料理ですが食べ物の形や語呂合わせによって、ほとんどの料理が無病息災と子孫繁栄の願いがこめられた意味になっています。
それではおせち料理で最も人気のある、代表的なもの3つからその他までご紹介します。
1、黒豆…まめ(まじめ)に働き、まめ(健康)に暮らせるようにという願いがこめられています。
2、栗きんとん…「金団」と書き、黄金色の小判をイメージした財産や富を得るという意味があり、豊かに暮らせるようにという願いがかけられています。
3、数の子…ニシンの卵で数が多いことから子孫繁栄、代々栄えるようにという願いがあります。
4、海老…腰が曲がるまで健康で長生きできますようにという願いがかけられています。また赤い色は魔除けの色とも言われているようです。
5、昆布巻…「よろこぶ」の語呂合わせからお祝い事には欠かせない料理です。巻は「結び」を意味しています。
6、たつくり…江戸時代に肥料としてカタクチイワシが使われたことから、稲の豊作祈願がかけられています。
7、伊達巻き…卵を巻き込んだ形が、進化、教養、文化を表しています。
8、紅白なます…人参と大根でつくられた紅白のおめでたい色の組み合わせは、平和の願いがこめられています。
おせち料理にいれる具材は他にもたくさんありますが、最も代表的なものをご紹介しました。